野菜を干すことで甘みが増すのは、水分が抜けることで味が凝縮されるからです。
干し野菜は調理後の食感や風味がしっかりしていて、素材そのものの旨みが引き立つうえ保存性も高まるため非常に実用的な調理法です。
特ににんじん大根、かぼちゃなすなどは干すことで驚くほど甘みが増し炒め物や煮物にすると野菜本来の旨みが口いっぱいに広がります。
干す過程で細胞壁が壊れ加熱調理時に酵素の働きによって糖分が増えるため、自然な甘さが引き出されるのです。
干し野菜を作るのにおすすめの季節は、湿度が低く空気が乾燥している秋から冬にかけて。
気温が低めで風通しが良い環境はカビや腐敗の心配が少なく、きれいに乾燥させることができます。
ベランダや室内でも干し網を使えば簡単に作ることができ、家庭でも気軽に挑戦できるのです。
保存しておけば必要な分だけ使えるので、買いすぎた野菜の活用法でもぴったりです。