ブランド米と銘柄米は似たような言葉に見えても、実はその意味には明確な違いがあります。
銘柄米とは農林水産省が定めた品種や産地が明確になっているお米のことを指し、「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「あきたこまち」などが代表例です。
これらは品種登録されたうえで、一定の基準や評価のもとに流通しています。
一方でブランド米とは、これらの銘柄米の中でも特定の地域や生産者が品質や栽培方法に強くこだわり差別化を図ったお米のことです。
たとえば「魚沼産コシヒカリ」や「つや姫プレミアム」などは、同じ銘柄の中でも産地や栽培方法によって特に高い評価を受けているものでブランド化されています。
このように銘柄米は品種を表し、ブランド米はその中でも「どこでどのように育てられたか」に焦点を当てたものと言えます。
お米を選ぶ際には銘柄の特徴を知ることに加え、ブランドの背景や生産者のこだわりにも注目することで自分の好みに合ったお米を見つけやすくなります。
違いを理解することで、より納得感のあるお米選びができるようになるのです。